癒しの雑貨 癒音～Yune～ のコンセプト

いろんなてづくり品の販売イベントとかフリマとかに出展していて感じた事。
やっぱり作り手としてはご購入いただいて大切に使っていただくのが嬉しい事であります。
今は物があふれ、１００均などの低価格で物が手に入る時代。
少し使って『１００均だったし』みたいな感覚が世間に広まってる今、手づくりでコストも１００均とか低価格のお店に比べて高いてづくり品は不況のあおりもあってなかなか簡単に売れるものではありません。
私としてはそういう大量生産の低価格のものと、心をこめて作り上げて１つ１つ作り上げたものの価格と比べてほしくはない所です。
実際、イベントに出ていて、巾着やドイリーのものを
「高いよ。100円とか200円で売れないの？」
と言われた事は何回か有ります。
こちらとしてはそういう事を言われる事が悲しいのです。
だってね、材料費だけでも結構かかっています。
自分で作った事がある人はわかると思いますが、深めのニット帽を編むのに約1週間。
使う毛糸は物にもよりますがだいたい７玉使います。
安くて１玉３００円としても７玉で２１００円。そこから手間賃や時間換算したら本来は５０００円は最低でも欲しい所ですが、あまり高くしても・・・と思う所で最低３５００円。
純利益は１４００円。
１週間かけて編みあげて１４００円。
これが高いですか？
ましてや私は普通のにしたくないのでビーズとか毛糸の色変えでOnly Oneのものを作っています。
それを入れたとしてもこの純利益は高いですか？
時給換算したら・・・数円単位？ｗ数円もない・・・かも＾＾；；
編まない人には判らないでしょうけど、工場や海外での大量生産物と一緒にされるのはあまりにも悔しいです。
それに買っていただいた方にはそれを大切にしてもらいたいし、手元に置いてもらって少しでも癒しや笑みの足しになるのであれば・・・と思っていますのであえて同じ物を量作るのではなく、お客様ご自身のサイズと希望の色やデザインを考えて作るオーダーメイド制を取り入れています。
本当に価値を判って燃える人に届けたいです。
確かにイベント出展して、本音を言えば経費除いても設けは欲しい所ですが、だからといって口先だけでいい事言って買ってもらうという事は私の心が窮屈で嫌になるのでしたくないです。
そうすると自分の価値観も、自分の作った商品の価値も下げることになります。
それは絶対に避けたいところです。
来週末２０日（土）２１日（日）は青梅で『青梅宿アートフェスティバル』という年に１回の大きなお祭りがあり、そこでてづくりいっぱい市の販売イベントに出展しますが、地域的に年配の方が多いのでご自身で作る方が多いという所で難しいかもしれませんが、自分の商品にプライドを持っていきたいです。
イベントも『売る』だけが能じゃないと思います。
人と人の出会いと触れ合いがあるから面白いのですよね～。
元々私ってお祭り人間だしｗ
音楽にしてもマンガや小説にしても、『売る』ことが目的で作られたものとプライドをもって作られたものってやっぱり感じる所が違いますよね。
自分のコンセプトをきっちりと心に叩き込んでおきたいです。